足を運んでみました。足尾銅山の最寄り駅は栃木県北部を走る「わたらせ渓谷鐡道」の「通洞」駅。
(「足尾」駅というのもありますが、銅山観光からちょっと離れています。それは別記事で紹介)



駅から徒歩五分、看板などをたよりに歩いていくと「足尾銅山観光」のアーチをくぐり受付で話を
聞くと施設観光はトロッコに乗って鉱山まで行くとのことですが開園しているのに観光客もおらず
自分とカップル2人だけ?と思いきや、後からバスで団体客がゾロゾロとやってきました


あっというまに2両のトロッコ列車の前半分は団体客で満席状態。ここからかつての鉱山に出発


途中で機関車を切り外して、完全なトロッコ状態になって坑道に入りものの数分(もあったかな?
行き止まりで下車して、トロッコはUターンしていき、乗客はこのまま坑道内を徒歩で見学


約400年間にわたり掘られた坑道の長さは総延長約1200キロ(東京から博多間)、さすがに
それを観光するわけにはいかないので、観光用に整備された洞内を歩くことになります



パンフレットによれば”日本一の鉱都”とよばれた足尾銅山を再現した国内最大の坑内観光施設

江戸時代から手掘りで行われた風景から明治・大正と機械化が進んでいく様子が人形で展示



閉山した昭和時代になると爆薬を使っての発破などでかなり近代化した様子が紹介されています

カメラで撮影しているのでだいぶ明るく見えますが実際はかなり薄暗いのでご注意を



洞内には活気あった当時に安全を祈願したのか?御社も祀られていました(開運洞)


出口付近になると映像や展示物などの資料がケースに展示されています。実際に足尾銅山から
出土した鉱物なども展示されていますが、ほとんど岩の塊です(わかる人にはお値打ちモノ?



地上にでるとさきほど乗ったトロッコ列車で通過した場所に到着、この付近にも当時の生活を
紹介した建物や人形。実際の作業を模した展示物(削岩機など)が紹介されています


また施設の一角には「鋳銭座」という、昔の貨幣を紹介した施設があります。足尾銅山から
掘り出された銅など精錬して銅貨にするまでの様子が紹介、なかななリアルな人形です



当初、人もすくなく心配した観光施設でしたけど団体さんとブッキングしたとはいえ自分の
ペースで貴重な銅山内部を見学できる施設でなかなか興味深い場所でした

足尾銅山観光|観光スポット|日光旅ナビ
http://www.nikko-kankou.org/spot/28/
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